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その、欲しくてたまらない、という瞳。
君のそんな顔が見られるなんて。
ずっと、夢にも思っていなかった。
抱き合ったり、キスをしたり。
その先にはこういう行為があることはもちろん知っていた。
知識をつけた神羅兵の頃から数えて、ティファとのそれを夢想したことは正直、多々ある。
だけど、ティファがこんな顔をするなんて想像ができていなかった。
俺の陳腐な想像力の中ではいつもティファはただただ恥ずかしげな顔。
知らなかったその先に、こんなティファがいたなんて。
それは俺の心を鷲掴み、虜にした。
濡れた唇は薄く開き、すがるような、泣き出しそうな瞳。
熱い吐息を乱し、ティファは瞳だけで、俺のことが欲しいと一生懸命に訴えていた。
「欲しい?」
たまらなくなって耳元で囁いてみても、恥ずかしげに顔を背けるティファ。
わかってないな。
応えないその仕草がますます俺を昂らせていること。
そして、その瞳。
あっさり言葉で「欲しい」と言われるよりも何十倍も俺の情欲を掻き立てているのに。
だから、俺はやめないんだ。
「・・・・・・クラ、ウド」
吐息を乱して繋いだ手を握りしめてくるティファ。
「ティファ」
本当はわかっているんだ、今のが懇願だってこと。
続く言葉は、「もう入れて」だろ?
だけど気づかないふりをして名前を呼び返す。
涙をたっぷり湛えた目を薄く開けて、困ったように俺を見下ろすティファ。
少し舌に力を入れて舐め上げると小さな呻きと共にその瞳が閉じられた。
ずいぶん前から愛撫している場所はトロトロに溶けていた。
ティファが達しない程度に、ゆるく優しく。
だけどティファの体はひどく汗ばみ、俺が与える刺激以上の何かに身悶えていた。
「クラウド・・・・・・もう・・・」
再び指を強く握ってくるティファ。
瞳を閉じたまま泣き出しそうな声で訴えられ、ゾクゾクした。
「もう、イキそう?」
「ち、がう・・・」
わかってる。
イクわけないよな。
こんなゆるい刺激で、指すら入れていないんだ。
ただただ、焦らすように蕾をゆっくり舐めているだけ。
だけど今までにないくらいに蕾は膨らんでいた。
もっと。
もっと、その涙声で俺のことを求めて欲しい。
言わなくてもいい。
その顔で、もっと。
「じゃあ・・・何だ」
「・・・・・・・・・」
案の定、黙り込む。
でもその顔には、もういっそ言ってしまいたいという感情が見え隠れする。
上体を起こし自身をティファの陰部に近づけると、一瞬ティファの瞳に期待の色が宿る。
ティファの真っ赤に染め上がった頬に手をあてがうと、唇を重ねた。
「言わないなら、まだしない」
返事を待たずに再びキスをすると、そのまま指で愛撫を再開した。
「ん・・・んっ!」
先程までとはまた違う刺激に身悶えるティファ。
でも、まだイカせない。
焦らすように優しく撫でるだけ。
「や・・・やだ、クラウド・・・お願い・・・」
すすり泣くような声に、またゾクゾクと胸が疼く。
「何?」
「・・・ん、ん・・・」
「ティファ、俺を見て」
指の動きを止めて、ティファが目を開くのを待った。
溢れ出しそうな涙に濡れた瞳でそっと見返すティファ。
「あっ」
指を動かすと、とたんに瞳が閉じられた。
「ティファ、ちゃんと目を開けろ」
「い・・・や・・・、できな・・・」
「頼む。俺の目を見て」
「・・・・・・」
ティファは唇を噛み締めて、与えられる刺激に耐えながら目を上げた。
「そのまま」
しっかり見つめ合ったまま、蕾を擦った。
眉をきつく寄せ、息も絶え絶え一生懸命見返すティファ。
それでもときおり快楽に瞳の焦点がずれるその様子に、腹の底がムズムズするような感覚を覚えた。
もっと追い詰めたくて、コリコリした感触をつい夢中で攻め立てた。
「はぁ、は、あ、あ、クラウド・・・!」
まずい。
今のは刺激が強過ぎたかも。
とっさに指を離すと、ティファがビクリと体を強張らせた。
「あっやだ・・・」
目を見開き身を縮める仕草にピンとくる。
今のはきっと、絶頂の波の途中だったんだ。
「・・・・・・っ」
ティファは辛そうに目を瞑ると俺の胸に顔を埋めた。
「もう、嫌い・・・・・・!」
「ごめん」
まさか寸止めなんてするつもりはなかったのに。
でも・・・結構クセになりそうだ。
手のひら全体でティファの陰部を弄る。
たっぷり愛液が溢れていて、少し可哀想になる。
こんなになっているのに・・・。
少し意地悪し過ぎたかな。
「・・・・・・・・・」
どうしようか。
本当はもっとこのティファの顔を見ていたい。
ティファ自身は気付いてないんだろうけれど、最高にいやらしい顔してる。
可愛くて、仕方がない。
「・・・!」
突然、ティファの指先の感覚。
たどたどしく先端を弄る。
「・・・っ」
我慢を続けていたそこは、思っていたよりも敏感になっていた。
ぬめりを絡めて、くるくると指を滑らせてくるティファ。
「う・・・」
思わず腰を引いた俺の顔を見上げてくるティファと目が合った。
今までの意地悪を咎めるような、こちらの反応を伺っているような、なんとも言えない表情。
ティファは睫毛を伏せると、下方に身を屈めた。
「・・・・・・ティファ・・・」
ティファは片手で軽く握ると、温かい舌を這わせてきた。
瞳を閉じ赤い舌で俺を愛でる。
震える長い睫毛に、思わず見惚れた。
ゆっくりと、温かな口内に包まれた。
優しく吸い上げられ、快感が背筋を這い上がった。
「は・・・」
思わず息が漏れる。
ゆるく握った手をゆっくり上下させながら唇と舌で先端を愛撫するティファ。
その優しい刺激に、だんだんと物足りなさを覚える。
もっと強く握って。
もっと強く吸って。
言いたいけれど、言えない。
唇から細い糸をひかせながら口を離すティファと目が合う。
俺を虜にしている、あの顔で見つめられ、ゾクリと胸が泡立つ。
今すぐ突き上げたい衝動に駆られる俺をよそに、再び睫毛を伏せゆるゆると舐めてくるティファ。
これは、仕返しなのか。
それとも早く欲しくて俺を促しているのか。
どちらにしても、耐えられそうになかった。
上半身を起こしティファを仰向けにさせると脚を開かせた。
ポーっと頬を火照らせたティファは可愛くて、俺の征服欲を刺激した。
散々焦らしたから、きっとイイだろ?
さあ、気持ち良さそうな悲鳴を聞かせて。
FIN
ドSなクラウド。だがしかし!
ティファを翻弄しているようで、翻弄されているのは実は自分、と、いうね。
しかし、「欲しい」ときのティファの顔の可愛さったらないと思いますよ本当に。想像を絶すると思います。うわーーー見てぇ〜!!(当方女です笑)
久々の小説更新がエロで本当にすいません。ハハッ!(ミッキー風に)
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