色夢

「あ・・・・・・やっ・・・」

深夜、すぐ隣から聞こえた小さな声に目が覚めた。
見ると間近で眠るティファはしっかりと目を閉じ眠っていた。

「・・・・・・・・・」

ずいぶん艶っぽい声だった気がするが・・・気のせいかな。
ティファの様子を伺ってみるとわずかに呼吸が早いことに気づいた。

(大丈夫か?)

しばらく眺めていたが特に苦しそうなわけでもなかったので、再び目を閉じた。

また眠りに落ちた、そのとたん。

「んん・・・や、だめ・・・・・・」

明らかに色っぽい声を出すティファに眠気は吹っ飛び、俺は上体を起こし観察を始めた。
先程よりも呼吸を乱し、小さな身じろぎを繰り返すティファ。

「・・・・・・そんなこと・・・んん・・・やっ」

絶対、いやらしい夢を見てるな。
思わず口元がにやける。
珍しいものを見た・・・得した気分だ。

「はぁ、は、はぁ・・・」

眉を寄せ息を荒げるティファ。
そんな様子を見ているうちにこちらもだんだんと興奮してきた。
相手はもちろん、俺だよな?
そうじゃなきゃ困る。

「・・・・・・・・・」

再び静かになるティファ。

「・・・・・・・・・」

もう、寝言終わりかな。
もう少し見てたかったんだけどな。

「・・・・・・クラウド・・・もっと」

小さな声に、生唾を飲み込む。
もっと、だなんて。
実際は言ったこともないのに。
思わずティファに擦り寄る。

「あっ・・・ああ、あ、あ・・・」

甘えるような嬌声に誘われて、ティファの下腹部にそっと手を添えた。
荒い呼吸を繰り返し、起きる気配はない。

「や・・・や・・・・・・あん、あ・・・」

夢の中の俺はいったい何をしているんだろう。
俺は大胆にもそろそろとティファの下着の中に手を差し入れ、一気にあの場所へ向かった。

「は・・・」

ティファの体がビクリと動きを止めた。
が、まだ瞳は開かない。

(わ・・・濡れてる・・・)

指先に暖かなぬめりを感じ、引き返しようのない興奮に呑まれた。
衝動に任せて、指をゆっくり差し入れた。

「ふ、あ!」

ティファが顎を跳ね上げた。
ゆっくり抜き出し、また差し入れ、抜き出す。

「う・・・ぁん、・・・・・・え・・・?」

さすがに目を覚ましたティファが、困惑と快楽とが混同した瞳で見上げてきた。

「おはよう、ティファ」

「あ、あれ?やだ、な、何して・・・ああっ!」

指を一気に加速させる。

「いやらしい夢、見てたろ」

「や・・・!」

指に責められながらも、目に覚えが滲む。
ティファは羞恥に目をきつく閉じた。

「クラ、ウドが・・・!こんなことするからじゃ・・・・・・」

「そっちが先だ」

「えぇっ・・・?」

「夢見て喘いでたぞ」

「・・・・・・!う、うそ!絶対嘘!」

「本当だ」

認めたくないよな。
かなり、恥ずかしいもんな。

指を抜き取ると、膝立ちになって
服を脱ぎ捨てた。

「やだ、何してるの!」

「ごめん、もう限界だ」

上手く抵抗できないティファの服と下着をずるりと脱がすと、息を荒げて先端を当てがった。

「いいか?」

「・・・・・・・・・だ、だめ」

「・・・・・・・・・・・・・・・だめ?」

「・・・だめ」

「・・・・・・・・・」

ぐぬり、と差し込んだ。
息を飲んで顎を上げるティファ。

「んんんっ!も・・・・・・ばかぁ!!」

「本当は、だめじゃないだろ。夢にまで見たんだから」

勢いよく腰を打ち付ける俺の肩を押しのけていたティファだったが、気がついたときには肩にしがみついていた。

ゆっくりじっくりするのが好きだけど、こんな風に勢いだけでするのも・・・結構いいな。
そんなことを考えながら気が済むまでティファを抱いた。
贅沢なことだな、幸せだな、なんて思いながら。

それから数日間、ティファは口を聞いてくれなかった。

 

 

 

 

 

FIN

 

 

当然ですね。
クラウドはだめ、と言われたら絶対やめそうだけど、まぁACから7年後くらいはこんなことになってるんじゃないですか(笑)
本当は初々しいクラティが大好きなのに、何でこんなの書きたくなっちゃうんだろアタイのバカ!!


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